トルストイの代表作ですね。今までの本の紹介は、ずっと前とかに読んだ本が多かったのですが、今回は今日読み終わった本について書きます。
トルストイの作品は初めて読んだんですが、この人は小説家としてすごい人だと感じました。登場人物が500人を超え、しかもそれぞれの人が時代の波に翻弄されて数奇な運命をたどっていく姿を筋を通して描写することはとても難しいし、さりげなく登場した人物が実は主役だったりと驚かされることもあったからです。
ストーリーからは、この作者が運命というものをとても意識している人物であることがうかがえます。アンドレイの隣でアナトールが死んだり、リーザが子供の誕生と入れ替わるようにしてその人生を終えたり・・・
全体としてなかなか面白い小説だと思いました。しかし、注意も必要です。
まず、この小説はタイトルから想像するような内容のものではありません。途中作者の歴史観が延々と記されている箇所がありますが、これは戦争と平和について書かれているというよりは、権力(または英雄)とは何かについての彼の考えについて書かれているものです。だから、この本を読めば戦争と平和について書かれていると思うのは間違いです。
また、ロシア文学によく見られるように、この作品はとても長いものです。その長いストーリーの合間に作者の歴史観が述べられるので、最初のうちはともかく、だんだん水を差されているような気分になります(^^;
しかも長い間に点々と述べられているのでわかりにくいし、内容もあまりにも茫漠としています。
これらの点を除けば、この戦争と平和は十分楽しめる作品だと思います。
トルストイの作品は初めて読んだんですが、この人は小説家としてすごい人だと感じました。登場人物が500人を超え、しかもそれぞれの人が時代の波に翻弄されて数奇な運命をたどっていく姿を筋を通して描写することはとても難しいし、さりげなく登場した人物が実は主役だったりと驚かされることもあったからです。
ストーリーからは、この作者が運命というものをとても意識している人物であることがうかがえます。アンドレイの隣でアナトールが死んだり、リーザが子供の誕生と入れ替わるようにしてその人生を終えたり・・・
全体としてなかなか面白い小説だと思いました。しかし、注意も必要です。
まず、この小説はタイトルから想像するような内容のものではありません。途中作者の歴史観が延々と記されている箇所がありますが、これは戦争と平和について書かれているというよりは、権力(または英雄)とは何かについての彼の考えについて書かれているものです。だから、この本を読めば戦争と平和について書かれていると思うのは間違いです。
また、ロシア文学によく見られるように、この作品はとても長いものです。その長いストーリーの合間に作者の歴史観が述べられるので、最初のうちはともかく、だんだん水を差されているような気分になります(^^;
しかも長い間に点々と述べられているのでわかりにくいし、内容もあまりにも茫漠としています。
これらの点を除けば、この戦争と平和は十分楽しめる作品だと思います。
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YUKIです。
戦争と平和はまだ読んでいませんが、本当に世界観を創りだす著者っていうのは
素晴らしいものですよね☆
言葉の表現力のすごさっていうのは
いつ見ても驚かされます。
またご訪問させていただきますね☆
応援です☆